エジプト旅行(その3)

ルクソールのホテルでお目覚め。モーニングコールは6時ころ。ナポレオン睡眠だけど、根性で頑張った。


朝食ビュッフェはオープンテラスの席で食そうかと思ったけど、微妙に温度が高くなっていたので、断念。オープンテラスからはホテルのプールとホテルに面したナイル川が見えてなかなかいい光景だけど、暑さには勝てない。

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午前中はルクソール西岸観光。ラムセス3世葬祭殿を徘徊した後、王家の谷へ。王家の谷へと続く道のりはインディー・ジョーンズのロケに使えそうな切り立った砂岩(?)の崖が続く。いかにも不毛な地っぽさが出ててよかった。

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王家の谷の入り口到着。暑い。現地ガイドさん曰く「今日はそうでもない」らしいけど、40度はいってたんじゃなかろうか。
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王家の谷の入り口でバスを降りて、内部のもうひとつのゲートまでトロッコ列車の車版みたいな乗り物で移動。物売りまで乗り込んできて鬱陶しかった。
で、王家の谷へ。写真撮影厳禁だったのが非常に残念。ツタンカーメンの墓とラムセス1世の墓とラムセス2世の墓とセティ1世の墓を見たような記憶があるけど、定かではない。何千年も前のお墓なのに壁画の色がかなり明確に残っていた。墓の内部は非常に蒸し暑かったのはなんとかして欲しいと思うけど、自然状態を壊すとやっぱりまずいんだろうか。ツタンカーメンの墓は実質ツタンカーメンのミイラしか置いてないくせに100ポンドの別料金をとるのはちょっとボッてる気がする。ツタンカーメンのミイラは想像以上に小さかった。18歳とは思えないくらい。ミイラになって縮んだにしても小さい気がする。

王家の谷を見た後は、休憩がてらによったお店へ。若い店員が「私たち友達だから友達プライス」とか意味不明なことを言いながら、320ドルもする琥珀の置物を売りつけようとしてくるのがウザかった。必死な売り込みを跳ね除け、アラベスクに似た石(名前は忘れた)で作ったティーカップとかぐい呑とか、ほたる石で作った置物を購入。60ドルとかいうから50ドルにして欲しいと頼んだら、60ドルのままでホタル石で作ったスカラベの置物をおまけしてくれた。とりあえず言ってみるもんだ。ただ、同じツアーのある人は何かの宝石で作ったネックレスをすごい勢いで値切りまくっていた。

その後は、メムノンの巨像とかいう像の前で撮影タイム。ツアーの人達は撮りまくっていた。

その後は、ハトシェプスト女王葬祭殿へ。ここは10何年か前にテロがあったところだったなあと思いながら、遺跡を撮影。

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撮影しているうちにロープが張ってある内側に入っていて、おまわりさんに手招きされた。ヤヴァい、と思ったけど、銃剣を持っていたからとりあえず指示に従う。そうすると、注意されるわけでもなく、もっと良い風景が見れるところがあるとか言い出したから、ちょっと奥の方へ行ってみた。確かに良い風景だから撮影。すると、親切にも写真をとってくれると言い出した。ありがたく写真を数枚とってもらう。すると5ドル要求してきた。をいをい。この国は警官まで観光客からせびるのかよ。ただ、ここで争っても益なしと判断し、おとなしく支払っておいた。ただ、一応、去り際に「お前ほんとに警官かよ」的な皮肉をぶつけたら、その警官は笑っていた。日本語だったらもっと強烈な皮肉をぶつけていたのにと自分の語学力の無さを悔やんだことこの上なし。そんなエジプト的洗礼にもめげずに遺跡を散策していたら、同じツアーの人が現地人から押し掛けガイドみたいなことをされていた。現地人が一生懸命説明してたから少し離れて付いて行って説明を聞いてみる。最後はどうするのかと思っていたら、同じツアーの人は、俺は説明なんて頼んでねえ的なセリフと共に追い払っていた。こういうふうに強く出る必要があったのか。まあ、相手が警官じゃなければ僕も5ドルは払わなかったけど。

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お昼は冷房が効いてない割にはそこそこ風が抜ける建付で思ったほどには熱くないレストランでコシャリとかいう料理を食す。味はまあ…。喉が乾いていたので、水を1リットルくらい飲む。ここで出たマスクメロンを食べたら全然甘くなかった。ここでうっかり果物を食べたせいなのか、水を飲み過ぎたせいなのか、帰国までお腹がちょっとゆるゆる状態に…orz

午後は、ホテルのあるルクソール東岸観光。カルナック神殿ルクソール神殿を見物。どっちもデカい。ラムセス2世の像があちらこちらに立てられていて、彼が非常に自己顕示欲が強い人物だということはよくわかった。若干残念なのが、ラムセス2世より後代の王がラムセス2世の時代の権威を貶めるために象の足とか鼻を削ったり、ローマ帝国の迫害から逃れたキリスト教徒が多神教の神を否定したかったのか、削ったり、上にコプト十字を書いたりしてて、建設時の状態が完全には残っていなかったことか。まあ、そういうのも含めて歴史なのかもしれない。

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いったんホテルに戻ってシャワーを浴びた後は、希望者だけでスークの観光へ。参加者4人だけ。もうひとつの音と光のショーは14人くらい参加者がいたらしいのに。観光と言っても、スークにつれてってもらって各自自由行動。1ドルで売る気が全くないにもかかわらず、「ワンダラー」と言いつつ、近寄ってくる物売りが非常にウザかった。他の人達は、各人自分の欲しいものを交渉して値切って買っていた。僕は何も買うつもりはなかったけど、店にあるヒエログリフとアルファベットの対照表が描かれたマグカップが欲しくなったから、3ドル+5ポンドまで値切って購入。

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スーク観光の後は、現地ガイドの案内でルクソール博物館へ。4人しかおらず、かつ博物館がガラガラだったから、説明が非常によく聞こえた。ツタンカーメンが使ったといういかにも寝にくそうなベッドが一番記憶に残った。というか、他のもいろいろ見たはずなのにあまり思い出せない。博物館を観光中、地味にズキズキ腹痛がした。

スーク観光の後は、現地ガイドの知り合いがやっているレストランで鳥料理を食す。わりと普通のお味だった。何気なく会話をしているときに年齢と職業の話になって、やたらと驚かれた。次第に年齢相応に見られないことが多くなってきているのは気のせいだろうか。同席していた残り3人のうち1人は同い年の人だった。ちなみに、ツアーの人で同い年の人はたしか4人くらいいた気がする。

ホテルに帰って、メールチェックをしようとフロントへ行ったら、日本語入力どころか、日本語を見れないPCしかなくて脱力。仕事が気になりつつも、部屋に戻ってまったりして25時くらいに就寝。