エジプト旅行（その５）

午前3時にモーニングコールが…。もはや「モーニング」ではない気がする。

いつも通りシャワーを浴びて、1階のロビーで、アブシンベル行きの人用に作っていただいたお弁当と紅茶を食す。ただ、アブシンベルまでの3時間トイレへ行けないという話だったから、思う存分飲めなかった。

午前4時過ぎくらいに出発。とりあえずバスの中で睡眠。夜明けになるころ添乗員さんが日の出の時間だというアナウンスをしていたから目覚める。砂漠のど真ん中を突っ切る道路だったから、当然地平線の向こうから太陽が上ってきて、なかなか綺麗だった。日の出を見たら再び睡眠。

アブシンベル到着。ナセル湖の湖畔にあり、しかも朝早い時間帯であるためなのか、湖から涼し気な風が吹いてきて心地良かった。現地ガイドさんも「今日は珍しく湿気があるねえ」と言っていたから、わりと良い日に当たったんだと思う。

で、アブシンベル神殿へ。アスワン・ハイダムを作るときに移転した際の移転の仕方の説明を受ける。何個かに切ってまた組み立てるなんてよくそんなことができたなあと素直に感心した。少しでもずれたら結構悲惨なことになっていたんじゃなかろうか。大神殿の前に立つと、まさに世界史の資料集にある写真が目の前にあった。

ラムセス2世がデカイ。大神殿の前でガイドさんの説明を聞いて写真を撮りまくった後は、神殿の中へ。神殿の中を散策してから、ナセル湖の湖畔の方へ。対岸は見えないけど、スーダンらしい。湖としては大きい方だと思う。湖から吹きつけてくる風が気持ちよかった。

で、小神殿へ。ネフェルタリのためのものらしい。サイズは大神殿より小さいものの、結構大きいような気がする。ここも撮影禁止だったけど、入り口に立っている人に心づけらしきものを渡して、入口付近から内部の方向にカメラを向けている人が結構いたような気がしたのは気のせいだろうか。

その後は、神殿の周りを散策して、ツアーの人達の集合場所のカフェでスプライトを飲む。若干ボッタクリ価格だったのは山の頂上でジュースを飲むのと同じようなものだと自分に言い聞かせて我慢した。

ドナドナ。

アブシンベルを見た後は、再びコンボイ様に護衛をされてアスワンへ戻る。途中、アスワンハイダムで降りて、写真撮影。デカイけど、あまりダムっぽさがない。ダムというわりと上流の川幅の狭い地域にあるイメージだったけど、ナイル川の場合、上流でもかなり川幅が広いからだろうか。
アスワンハイダムを見たあとは、ヌビア砂漠の中で砂漠の砂をすくったりする。熱い。砂自体はサラサラしてて、砂時計とかに使えそうな感じだった。

アスワン市内に戻ったら、船に乗ってナイル川の中洲にあるレストランへ。冷房がかかっているのに中途半端に暑かった。料理については…(ry

船で再び戻ったあとは、別の船着場からフィラエ島のイシス神殿へ。この神殿も別の島にあったのをアスワンハイダムのせいで沈みかかったところを今のフィラエ島に移転したものらしい。神殿内を散策。暑さでわりと疲れていたようであまり記憶が…

神殿から戻り、アスワン駅へ。貴重品以外はアスワン駅のホームに置きっ放しにして（添乗員さんが見張っていた）、電車の駅前付近のスークを散策してみた。あまり欲しいものはなかった気がする。

で、アスワン駅からナイルエクセプレスの一等車に乗る。一等車のくせにシャワーがない。仕方がないから、日本から持ってきたボディーウォッシュシート？みたないので体中を拭いて我慢した。夕食がメインが2皿ともチキンだったのはなんだったんだろうか。
電車はそこそこ揺れたけど、気にならず、熟睡。