スペイン旅行(その3)
早朝のバスでグラナダへ。
公共交通機関の移動の仕方がよくわからなかったから、タクシーでアルハンブラ宮殿へ。
アルハンブラ宮殿に到着すると、入り口付近に行列ができていて、1時間程度並ぶ羽目になった。事前予約したものを券売機で出すだけなのに…
事前予約していなかったらどうなったんだろうか。
で、入口から入ろうとするも、荷物を持ったままでは入れないと言われたから、別の門から宿泊予定のパラドールに入って、荷物を預ける。
庭。観光客から稼いでるだけあって、きれいに整えられてる。
無事に入口から入って、宮殿内を散策開始。
サンタ・マリア教会(だったと思う)
アルカサバ前の広場を抜けて
抜けるような青空と色彩に統一感がある建物がいい。
で、ナスル宮殿へ。
晴れ渡ってるから、水面に建物がクリアに映し出される。
世界史の資料集でよく見るライオンの間
緻密な装飾でなかなか見ごたえがある。
観光客がいない瞬間を狙って撮影。観光客がいないとガランとしていて、奥行きの広がりもなかなか。
キリスト教圏だけど、昔のイスラムの名残が色濃く残っててとても面白い。というか、イスラム圏の建築物を見学している気分になる。
パティオもなかなか。
宮殿の窓からアルバイシン(たぶん)方面を臨む。
カルロス5世宮殿の前を通過して
アルカサバヘ。空がとにかく青い。
アルカサバ前の広場で近寄ってきた猫。物欲しそうにこっちを見るけど、多くの観光客のお零れにあずかってるはず。
アルカサバからナスル宮殿の方角を臨む。
グラナダの市街地。
アルカサバの内部
アルカサバから見たグラナダ市街地。空が青いのでよく映える。
宮殿の傍はわりとっ緑が多い。
アルカサバからの近くの小道
カルロス5世宮殿。神聖ローマ皇帝カール5世が建造を開始したから、カール5世のスペイン語読みとしてはカルロス5世でいいんだろうけど、スペイン国王としてはカルロス1世と呼ばれていたはずなのに、どうしてカルロス1世宮殿にしなかったのか。今のところスペイン国王はカルロス4世までしかいないからいいけど、いつかカルロス5世が出てきたときに混乱すると思う。
ローマのコロッセオみたいな雰囲気の造り。
宮殿内の展示品などを鑑賞しながら、メンドーサ家の歴史について学ぶ。
サンタ・マリア教会
ひたすら歩いてヘネラリフェへ向かう。
ヘネラリフェ付近。比較的左右対称。
この広場では催し物でもやるのだろうか。
ヘネラリフェから宮殿の方角を臨む。
ヘネラリフェへ。
藤の花も見事だった。
雨が少ない地域でもふんだんに水が使われてる。たしかシエラネバダ山脈の雪解け水で実は水が豊富とかそんな感じの説明がどこかに書いてあった気がする。
ヘネラリフェは14世紀末のものとは思えないほど整備されているなと思ったけど、補修工事はされているらしい。まあ、京都のお寺の庭園なんかは、焼かれては再建し、荒れ果てては補修をし、毎日のように庭掃除をしなどして維持してるんだろうから、この庭園も14世紀から放置のままでこんなきれいな状態なんてありえないな。
歩き疲れたから、宮殿敷地内のレストランでお昼ごはん。
味はまあまあだったけど、観光地価格で強気な価格設定だった気がする。
アルハンブラ宮殿を一通り見学した後は、街中を散策しながら、アルバイシン地区へ向かう。
細い道をひたすら上る。
白壁に挟まれて、南欧っぽい風景。
シエラネバダ山脈が遠くに見える。
アルバイシン地区の小高い丘。城壁か何かの残骸。
アルハンブラ宮殿を撮影。ここからだと宮殿全体がよく見える。
グラナダの市街地。
こんな感じで、撮影に集中していたら、横においていた携帯電話を盗まれたらしく、遠くで見ていた大学生のグループから指摘を受けて初めて気づく。
遠目で見た限りでは、何度か追い払っていたジプシー(らしき)子供の物売りが隙を見て盗ってすぐにどこかに去っていったように見えたらしい。
親切な大学生が警察を呼ぼうと電話をしたけど、市街地のパレードの警備で人員を避けないらしく、警察署に来てくれと言われてしまい、タクシーを拾ってグラナダの警察へ行くことに。
片言の英語しかできないスペイン人警官と1時間半くらい意思疎通を図り、おおよその状況説明と説明に基づくポリスレポートを作成してもらえた。
そんなこんなでホテルのチェックインの時間が近づいてきたから、再びアルハンブラ宮殿に戻って、宮殿の敷地内にあるパラドールでチェックイン。
部屋はこんな感じ。シンプルだけど、必要なものは一通りそろってて、快適だった。
部屋から見た庭の風景。
しばらくパラドールの中でだらだらしてから、市街地へ。
宮殿からグラナダ市街へ続く道。
市街地をふらふらと散策しつつ、日本人が運営しているオフィスに立ち寄って予め手配していたフラメンコのチケットをもらって、待ち合わせの時間と場所を確認する。
カテドラルや礼拝堂に立ち寄る。他の都市のものと同様に荘厳。たしかここの礼拝堂は後期ゴシック様式だった(と思う)。
そのまま街中を散策しながら、通り沿いのカフェにふらっと入ってそのまま晩御飯。食事は可もなく不可もなく。スペインの中で寄ったお店の中では最も美味しくなかった。
夜はフラメンコの現地ツアーへ。
凄まじく狭い路地を突っ切るツアーバス。
店に到着。
観光客向けなんだろうけど、それっぽい雰囲気はある。
始まった。
フラメンコを一通り見た後は、歩いて近くの見晴らしがいいスポットへ。
ライトアップされるアルハンブラ宮殿。間違いなく観光客対応。
バスでグラナダ市街地に戻ってから、徒歩でアルハンブラ宮殿の敷地内のパラドールへ。
外から見ると、ライトアップが酷いけど、中にいる分にはそこまででもないか…。
昼は観光客でごった返していても夜は静謐。